
The Baker Brothers / Transition Transmission (2008)
UKジャズファンクバンドの3rdアルバム。 ファンクはたいへん勉強不足ですが、とにかくアガる。使いたい。
ソウルに寄った、アシッドジャズ的要素を導入したという指摘もちらほら。たしかに落ち着いたトーンで聞かせる楽曲が目立つ。しかし、そうしたクールネースの強調とは逆説的に、アガる。特に"Chance And Fly"(#2)、Aargh, Aargh-Aargh(#3)の2曲は秀逸。
旧来のファンからすると賛否両論ありそうだけれど、断然こっちが好き。 セカンドをちゃんと聞いてないけど、ジャム寄りからクラブジャズ寄りのミックスに変えたのかな、とそんな印象。
彼ら自身も「最高の自信作」と述べているそうだが、内容を伴っていると思う。
Chance and Fly / The Baker Brothers

リカが脱退し、リサが加入した、第2期バニラビーンズによる2ndシングル。TOKUMA JAPANのキャッチコピーは、「オシャレでレトロ“オシャレトロ!!”新生バニラビーンズ第一弾シングル」というもので、オシャレトロの意味が若干不明だが、ピチカート・ファイブ的な記号性が特徴だった"You Love Me"(1st シングル)とはやや方向性を変えて、ラウンド・テーブル寄りの作品となった。
とてもいい曲ですが、feat.ninoを擁するラウンド・テーブルとパイを食い合うのは戦略上うまくないのでは。中期capsule亡きいま、アイドルソングとしてのラウンジポップは狙い目だと思うのですが、そうでもないんだろうか。

東京ザヴィヌルバッハ / Sweet Metallic (2008)
ここ数年の共演を経て三沢泉(perc)とnumb(electronics)が正式にメンバーとなった、新生東京ザヴィヌルバッハ(以下、tzb)の新譜にして大傑作。
ポリリズミックであることに変わりはないものの、全体的にコラージュに抑制をきかせており、過度のザッピングに引きずられることのない作品になっている。その意味で、チルアウトながらも、ダンスミュージックとしての利用が可能となった。あまりの違和感のなさにポリリズムであることを忘れるだろう。それほど調和度の高いミックスとなっている。
本作から、tzbは坪口昌恭のソロプロジェクトとしての傾向が強まり、菊地成孔はプレイヤーに徹するとのこと(もっとも、タイトルは菊地によるもの)。tzbは難解でよくわからない、というひとは本作から入るといいかもしれない。とはいえ、「ポップアイコンとしてのジャズミュージシャンの復権」を目論む彼らのスタンスに鑑みると、重要なのは「かっこいいかどうか」である。bounce.comのレビューはこちら。

ビールを飲んでしまったので、書きます。ジャズ・ボサの女帝(らしい)、レニー・アンドラーヂの1966年作。どういう経緯で買ったんだろうか。まったく覚えてない。バックをBreno Sauer(vib)がつとめているのでそのつながりかもしれない。
ライナーノーツが"reminiscence of Ella Fitzgerald"と書くように、ハスキーだけど低く芯のある声が特徴。声とvibの対比/調和を聞かれたい。1965年作の"Estamos Ai"が名盤らしいけれど、本作に収録されているバージョンはそれほどでもない。イントロこそ勢いがあるものの、終始ボーカル主導の展開で、スロウなジャズボサになったかとおもえば、いかにもジャズボーカルらしい煽りを受けて倍テンするなど、ジャズの語法を多用しすぎで、ジャズサンバ特有のチープさが剥落してしまっている感が否めない。Breno Sauer Quartetoの(『4 Na Bossa』の)バージョンが好きだ。

A Bossa Eletrica / Eletriciacao (2004)
スウェーデンのブラジリアン・バンド、ア・ボッサ・エレトリカの日本盤(Raw Fusion、P-VINE)。ボーナストラックの2曲、Tombo in 7/4(#12)とSkindo-le-le(#13)のカバーは必聴。
本編はアシッドジャズ経由のUKブラジリアン的なSirius Bっぽいアプローチに聞こえてしかたがない。勢いも仄かな黒さもよいのだが、どこか苦手。Roman Andrenはクールだが、Bentzon BrotherhoodやSirius Bにはクールさを感じない、この分水嶺はいったい何なんだと。試聴はmyspaceとこちら。

Frenesi / Landmark Theater (1999)
ジャズもブラジル音楽も換骨奪胎してしまうフランス音楽、を、愛する日本人によるたぶんFrenesi名義では1stミニアルバム(オフィシャルサイトにあるDiscographyがすべてではないが)。それ以前は、naphthaline squallというソロユニット、本作の後にはblueno名義で一枚リリース。Frenesiは現在はバンド編成とのこと。
トイポップにも、シネジャズにも、フレンチブラジリアンにも聞こえる「あの感じ」は、宅録っぽい手作り感あふれるアプローチと親和性が高い。そんなことを認識させてくれる一枚。試聴はこちらとこちら。

Andrea Pozza Trio / Sweet Lorraine (2005)
体調がすぐれないのは最近ジャズを聴いていないからだった。アンドレア・ポッツァ(p)の日本デビュー作は、バッピーながらもクールさを片隅に忘れない演奏で、非=黒人的あるいはユーロジャズの伝統に則ったアプローチだといえる。すばらしいの一言。
彼は個人的な経験からいっても温厚で優しそうな人だが(以前のIdea 6の来日の際に少し話ができたので)、しかしそうした人格の発露は繊細なソロをさも適当に弾くそのプレイスタイルにはまったく見出されない。このアンビバレンスを、やっつけ仕事(であってマイナス要素である)と評するか、ナルシシズムの極北(で一種の美学である)と考えるかは人によるのだと思う。
ぼくは体温がこもっていないこの感じが、とても肌に合う。

Humming Urban Stereo / Baby Love (2007)
イ・ジリン(韓国)によるラウンジポッププロジェクト、Humming Urban Stereoの第3集。KBS World Radioの紹介ページでは、「イ・ジリンのワンマンプロジェクトで、音楽的にはボサノバ、ハウス、エレクトロニカ、アシッドジャズ、渋谷系を混合した高級ラウンジ音楽といったところ」と紹介されている。渋谷系といえるかは若干疑問だが、所属レーベル(Pastel Music)つながりか、本作にはYMCKのリミックスバージョンも収められている。「ゴダールの引用」らしきものも見られる。
myspaceの解説によれば、イ・ジリンは、ClazziquaiやFortune Cookiesなどとともに、韓国ラウンジ/ボサノヴァシーンを牽引するタレント(才能)なのだそうだ。("Lee Jeereen is currently leading with his talents in Korean Lounge/Bossanova's growing flow with other groups such as Clazziquai and Fortune Cookies.")
日本で言うとたぶんi-depあたりに近いサウンドであることからしても、渋谷系というよりもここ10年ぐらいの日本のクラブミュージックシーンの影響が強いように思う。同時代性を感じる。結局、U.F.Oやサバービアまで遡るんだから渋谷系といって差し支えない、といわれればそれまでだけれど。
本作で注目すべきトラックは、渋谷系関連でいえば前述の"Hawaiian Couple(YMCK Remix)"とDahliaをフィーチャーした"Mambo Mood"ということになるが、個人的には"Insomnia"に注目したい。K-POPまたは「韓流」独特の空気感を、なぜか・見事に、ラウンジに転化させたボッサハウスになっている。
メモです。
もう少したって落ち着いたらやろうと思ってます。くわしいかたアドバイスください。
iTunesのデータを整理したいのだけど、基本的にwavで管理しているので容量がすごいことになってきました。一番困るのはiTunes側でのデッドリンクの発生で、これを回避する方法としておおまかに、シンボリックリンクにするのと、ディスクアレイするのとあると思うのだけど、どれがいいとかあるんでしょうか。
たとえば、シンボリックリンクのリンク先を複数のフォルダにするのは(Windows XPで)可能なんだろうか。可能だとすると、スパニングする必要ないですよね(データが散在するのは気にならない)。
で、スパニングは、さいきんHDDが相次いで死んだので、(確率の問題で)ちょっとたじろいでいます。やるなら、バックアップ用のHDDも買わないと。
白箱/玄箱などを使ってサーバ化するという手もあり、現状が3台であることにかんがみますと、きわめて将来性がありますが、サーバ用のHDDは結局RAID(というかJBOD)されるので、先決問題はやはりおなじ。
あ、重要な選択肢が抜けてますね。テラバイト単位のHDD買うのが早いのかな。wikipedia先生は、JBODは過渡的な対策にすぎないと釘をさしておられますが。









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