会場が近かったので行ってきた。一度見てみたいと思っていたのです。
ぶどう÷グレープは、ぶどうぐれーぷと読むらしい。名古屋が誇るニューウェイブバンドらしい。
バンドの成り立ちやリーダー(ながい÷グレープ)の音楽遍歴(はじめのほうにはなんと中村達也の名前もある!)については、All aboutに詳しい。僕もこの記事とオフィシャルの情報以外は全く知らない。
ただ、サエキけんぞうが関わっており、skyfisherや航空電子との共演歴があることから、ニューウェイブなんだろうなあ、という雑感は持っていた(skyfisherというバンドについてはわずかに面識があるので、空気感はなんとなく予想できるということです)。
しかし、面識があるにも関わらず、ニューウェイブを記述する語法は持ち合わせていないのでライブレポートはすこぶる書きにくい。保阪和志も言っていた(『読書のいずみ』No.110、2007年春号参照)が、音楽を言葉で記述するのは結構難しいなあと改めて思う次第。
という長い前置きはさておいて、感想だけれども、
思ったよりニューウェイブじゃない。
記事にもあるように色々なジャンルの方法論を取り入れているからだ。ギターも結構カッティングするし、ファンキーな曲もあるし、ベースも思いのほかゴリゴリ言っている。
とはいっても、ステージ衣裳や、ピコったシンセ(もちろん、モノフォニック)や、確信犯のロリータボイスからすると、主軸はやはりニューウェイブということになるんだろう。リーダーの遍歴からしてもそうみたい。
今回のライブでも、スペーシーなSEを多く使ったり、間に寸劇のようなユニット(無言リコーダーズのことだが)でシュールな笑いを誘ったりしていた。ニューウェイブはコミックバンド的なアプローチが多いね(悪いことじゃないが)。
ライブは、一番人気なんだけど、レーベルに止められて自主頒布(CD-R特典)になったらしい「糞尿痰」という凄いタイトルの曲で終わり。これが結構かっこいい。女の子2人がひたすら「糞尿痰」って言ってるだけなんだけど。
オフィシャルで2曲ほど試聴することができるのでぜひ。レーベルのウェブサイトでは、「レスキューレスキュー」や、「ボタンを押し直せ」が試聴可能。
1曲だけ聞くなら、「ボタンを押し直せ」がオススメ。ノリノリでシンセソロを弾くみどり÷グレープが、access時代の浅倉大介みたいで吹き出しそうになる、のを抜きにしても名曲。
余談だけど、ニューウェイブとなると、渋谷系とは別のシーンになると思う。QJ系として括っちゃえば同じともいえるけど、まぁ、交流はないんじゃないかなあ。調査が必要だー。