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Humming Urban Stereo / Baby Love (2007)

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Humming Urban Stereo / Baby Love (2007)

Humming Urban Stereo / Baby Love (2007)

 イ・ジリン(韓国)によるラウンジポッププロジェクト、Humming Urban Stereoの第3集。KBS World Radioの紹介ページでは、「イ・ジリンのワンマンプロジェクトで、音楽的にはボサノバ、ハウス、エレクトロニカ、アシッドジャズ、渋谷系を混合した高級ラウンジ音楽といったところ」と紹介されている。渋谷系といえるかは若干疑問だが、所属レーベル(Pastel Music)つながりか、本作にはYMCKのリミックスバージョンも収められている。「ゴダールの引用」らしきものも見られる。
 
 myspaceの解説によれば、イ・ジリンは、ClazziquaiやFortune Cookiesなどとともに、韓国ラウンジ/ボサノヴァシーンを牽引するタレント(才能)なのだそうだ。("Lee Jeereen is currently leading with his talents in Korean Lounge/Bossanova's growing flow with other groups such as Clazziquai and Fortune Cookies.")

 日本で言うとたぶんi-depあたりに近いサウンドであることからしても、渋谷系というよりもここ10年ぐらいの日本のクラブミュージックシーンの影響が強いように思う。同時代性を感じる。結局、U.F.Oやサバービアまで遡るんだから渋谷系といって差し支えない、といわれればそれまでだけれど。

 本作で注目すべきトラックは、渋谷系関連でいえば前述の"Hawaiian Couple(YMCK Remix)"とDahliaをフィーチャーした"Mambo Mood"ということになるが、個人的には"Insomnia"に注目したい。K-POPまたは「韓流」独特の空気感を、なぜか・見事に、ラウンジに転化させたボッサハウスになっている。

Love & Pop / st (2005)

 韓国のインディー・ポップ/ロックユニット(?)、Love & Popの第1集。村上龍や庵野秀明との関係は不明。インディー・ポップ〜とはいうものの、ラウンジから歌謡曲まで振れ幅の広いアルバムになっていて、業界の意向なのか、なんなのか。とっても聞きにくい。思い切ってラウンジに絞れば売れるだろうに、いや、もう売れてるのかな。
 2、4〜6、9曲目など、ラウンジの曲を飛ばし飛ばしで聞くのが、個人的には好み。i-depからStudio Apartment、DJ KAWASAKIあたりのラウンジ・ポップ、J-HOUSEを、ビレッジ・バンガード的な感覚で聞く人が好むであろう音。作ってる人、スタアパのファンかもしれないなあ。音が酷似。

 インディー・ロックといわれているのはこういう音。


Love & Pop / For You

 所属はPastel Music(音が出ます)のはずですが、サイトは消えている。こちら

Peppertones / New Standard (2008)

 出ましたペポトンス(韓国語読みらしい)の第2集。タイトルはHerbie Hancockのパロディ・・・ではない(と思う)。"Ready, Get Set, Go!"に匹敵する高速ナンバーは少ないものの、シンバルズっぽさはミディアムテンポの楽曲に健在、長く聞けそうな、平均点の高いアルバムになっている。ゲーム音楽を通過しているようなサウンドも散見される。リーディングトラックは、スーパーマリオ(ワールド)とモータウンを混ぜたのではないか、とすら思える。
 今作はdebやwestwindなど、従来から参加しているゲストボーカルに加え、ヨンジン(Linus' blanket)も参加しているらしい。クレジットが読めないが、写真は載っている。"New Hippie Generation"は、YouTubeで見ることができる。


Peppertones / New Hippie Generation

 ほぼ同時期にリリースされた、deb嬢のソロアルバム(『Parallel Moons』)もなかなかよいです。

Peppertones / Colorful Express (2005)

くだんのシンバルズフォローワー、peppertonesの1stアルバム(たぶん)。シンバルズファンとして許せるかどうか、そんな次元はもはや超えてる。要チェック。既に『A Preview』(2004)(1stミニアルバム)が日韓ともに入手困難盤になっているようで、泣きそう。

現在までのリリース状況は、コンピ、OST参加のほかに、シングル1枚、ミニアルバム1枚を出している模様。コミュ情報によると、新譜が近々(3月末)出るらしい。

興味深いことに、フュージョン好きも注目しているみたい。韓国のネオフュージョンとしてとりあげているかたがいる。こちら。フュージョンを狭義の意味で用いる場合、影響は希薄だろうけど、解釈としてはとてもおもしろい。シンバルズはネオモッズの系譜で語るのが早いが、いわれてみるとJ-FUSION的、ライトフュージョン的なコード進行との親和性がある。

ニューウェイブについても触れられているが、たしかにテクノポップを通っている節がある。影響を受けたミュージシャンに菅野よう子を挙げていることからすると、日本のアニソンには詳しいものと思われ、いまのMOSAIC.WAVに繋がるような、80年代テクノポップ〜アニソン、電波ソングへという流れもおさえている可能性が高い。

試聴はimeemか、YouTubeで。


peppertones / Ready, Get Set, Go!

もうなんていうか、感動のあまり涙が。


yu.tokiwa.djw / murmur twins(guitar pop ver.) live

ポップンのライブ映像を見ると、wac寄りに捉えたくなる。
常盤ゆうのあまりの緊張ぶりに、こっちがハラハラするよ。

V.A. / Story of Dogs (2007)

そして遅ればせながらアジアのインディポップにハマっているわけなんですけど、こちらも韓国の作品。Mint Paper & Happy Robot Recordsという(2つの?)レーベルから出ていて、一見明白にラウンジ。"STORY OF CATS"というコンピも出しているらしい。

覚え書も兼ねて、参加アーティストの雑感を。

#1 イ・スンファン / 卑怯な愛犬生活

AORというかR&Bというか。サビになると、いきなりスガシカオみたいな、ホーンが入ってくる。SING LIKE TALKING好きなので、こういう感じも嫌いじゃないけど、日本だったら、きっとK-POPとして売られそうな感じ。

#2 イ・ジヒョン / シロ

ギターアルペジオ+男性ボーカル。

#3 Linus' Blanket / Don't Call Put It Love

高田泰介(Plectrum)が参加している!

#4 ELENA / Dingdong

土岐麻子がアフロサンバを歌ったら、という感じ。ワルター・ワンダレイばりにオルガンが使われている。サビのメロディとコードがちょっとよくないけど、たぶん本人はラウンジポップがやりたいんだと思う。

#5 イ・チョンハル / ああ、我がご主人様

ネオアコ。発想が元祖渋谷系に近い。

#6 No Reply / 子犬の夢

シンプルなギター・バッキングに、単音のピアノ+エレキギターのリフ、シンセストリングスのコードが透明感を醸し出す、ボッサバラード。男性ボーカル。

#7 Lucid Fall / 道の上

またしてもボッサ。ギター+男性ボーカルという構成。ミソニというロックバンドの元メンバー、チョ・ユンソクのワンマンプロジェクト、だそうで、有名なひとのようだ。

#8 JINU / Fascinating

ロボット加工されたコーラスと、パンを振ったエレピが絡み合う、4つ打ち気味のNu Bossa。ブラシを使ったスウィンギーなリズムも残す。

#9 apls / Winkiss(Wink Is Kiss)

ウィスパー系の女性ボーカルが、マーチアレンジに乗せて歌うミドルテンポのバラード(?)。と思わせつつも、4つ打ちのサビ、その後のInterludeに男性ラップボーカルが待ち構えている、という感じの、J-POP。まちがえた、K-POP。

#10 Peppertones / Hotdog!

peppertones。名前は聞いたことあるすむにだ。シンバルズがテンポはそのままにピコピコ系のトイポップになったら、という感じの曲。もっというと、シンバルズ好き+音ゲー好き向け(要するに脇田潤好き向け?)。名曲すぎる。これは・・・集めよう。ちなみに、シンバルズからの影響は本人たちが公言しているらしい。ほかには、菅野よう子などだそう。

#11 Windy City / Wadada 友達

レゲエでーす。

#12 The Canvas / 待ち時間

エレピに、抑制をきかせたブラスセクションと男性ボーカルが乗る、アーバン・ファンク。ファンクプロパーのミュージシャンかはよくわからない。聞いた感じ、K-POPの域は出ていないと思う。

#13 チョン・ジチャン / 星は私の胸に

イントロから"Isn't She Lovely"(Stevie Wonder)のぱk・・・パロディでもやるのかと思ったら、そういうわけでもなかった。ギターバラード。でもきっと、スティービー好きだと思う。間の使い方が似てる。

#14 イ・ソグォン / 亀

エレキ1本に、男性ボーカル。


まったく関係ないけど、スティービーっす。


Stevie Wonder / Isn't She Lovely

Linus' blanket / Labor in Vain (2005)

ルーシーのフォロワー、ライナス・ブランケット(韓国)のたぶん2枚目。シングルなのか、ミニアルバムなのか不明な、全4曲。前作よりもテンポダウンして、ラウンジ感漂う仕上がり。雑貨屋向き。"Signal Waltz"(#1)は、『Semester』(たぶん1st)所収の"Signal Song"のワルツアレンジ。試聴はmyspaceで。こちら

オフィシャルサイトには、以下のような知らせが(2008年1月1日付け)。

Linus' Blanket has signed a deal to release their first full length album on Espousal Records.

初のフルアルバムをリリースする契約を締結しました(直訳)。たのしみ。

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